top of page
三陸の大津波を生き抜いた神楽の物語

エトノスシネマにて配信スタート!

毎日映コン ドキュメンタリー映画賞
キネマ旬報2017年文化映画ベストテン
​第32回 高崎映画祭特別上映作品

予告編
Summary

あらすじ

三陸の海辺を数百年間旅しつづける「神楽衆」の物語

 

三陸の海辺を一夜の宿を乞いながら旅する神楽衆。

海とともに生きる三陸の人々は家に神楽を迎え入れ、海の安全、大漁祈願、家族の安寧の祈りを託す。〜揺り籠から墓場まで〜「黒森神楽」は340年以上、三陸の人々の人生に寄り添いながら巡行の旅をつづけている。

神楽が来れば春はもうすぐなのす

 

東日本大震災により海辺の人々は深い傷を受ける。津波から間一髪逃れた神楽衆が、人々を慰めようと巡行を再開する。亡き人の魂を慰め、生者を元気づける祈りの舞。春の先触れとなる神楽の音色に、人々は長い冬の終わりを感じとる。

津波のあとの「海の遠野物語」

 

繰り返し繰り返し津波が襲って来たこの場所で、神楽衆は何百年ものあいだ自然と人々の間を取り結ぶ役目を果たしてきた。ザシキワラシやオシラサマ、神々や精霊が今も息づく豊かな三陸の海辺で、津波のあとの「海の遠野物語」が誕生した。

Trailer

予告編

昔々… 峠を越え、山から山、海から海へ、一夜の宿を乞いながら旅をする神楽衆がおりました—

ある時大津波があって、海辺が大変な目に遭いました。神楽衆は人々を慰めようと村々を訪ねました。

あらすじ
About Kuromori Kagura

黒森神楽とは

北は久慈から南は釜石まで、岩手県三陸沿岸の150kmにおよぶ地域を340年以上巡り続けてきた「廻り神楽」。正月になると黒森神社の神霊を移した「権現様」(獅子頭)を携えて集落を廻り、家の庭先で悪魔払いや火伏せの祈祷を行う。夜は宿となった民家の座敷で夜神楽を演じ、人々を楽しませる。人生のあらゆる節目の願いに応じ、亡き人の魂には神楽念仏を捧げる。東日本大震災後、その役割はますます大きくなっている。国指定重要無形民俗文化財。

監督から
Directors

監督から

監督からのメッセージ

「なぜ神楽を続けるのか?」との私の問いに、ある若い神楽衆が「神ごとだからやんなきゃない(やらなければならない)」と答えました。

理由などない。使命や責任や大義のためではなく、ひたすら続けることが大事なのだと彼は言い切りました。津波であれほど悲惨な目にあった漁師たちに「なぜ海に出続けるのか?」と聞いても、同じように不思議な顔をされて「漁師は海にでて稼ぐのが当たり前だ」と返されます。

彼らのこの「当たり前」の答えのなかに、厳しい三陸で生き抜き、再起を果たして来たたくましさの源があるのではないかと感じています。
神楽や信仰に込められた願いには、彼らの強さと弱さが同居しています。 
「3.11大津波」という大惨事の側面からだけではなく、彼らの先祖たちが繰り返してきた生き方を、映画で捉えたいと思いました。

監督・プロデューサー 遠藤 協

監督・プロデューサー
遠藤 協(えんどう かのう)

1980年生。茨城県出身。大学で日本民俗学や文化人類学を学んだあと、映画美学校ドキュメンタリーコースを修了。全国各地の民俗文化を取り上げたドキュメンタリー映画、テレビ番組、教育映像等の企画・演出に携わる。2012年から岩手県宮古市の「震災の記憶伝承事業」に参加し被災地に通いはじめる。近作に「落合西光寺双盤念仏」「西久保観世音の鉦はり」(ともに地域映像コンクール奨励賞)、「むらのしばいごやー加子母明治座耐震改修工事の一年」(「地方の時代」映像祭優秀賞)など多数。

監督
大澤 未来(おおさわ みらい)

1981年生。東京都出身。日本大学芸術学部写真学科中退後、映画美学校ドキュメンタリーコースを修了。ドキュメンタリー映画、テレビ番組、記録映像、インスタレーション映像の演出、撮影等に携わる。2014年より岩手県宮古市の「震災の記憶伝承事業」に参加する。代表作に「馬と人間」、「帰郷―小川紳介と過ごした日々」などがある。

スタッフ
Staffs

スタッフ

スタッフ・製作

出演:黒森神楽保存会

 

語り:一城みゆ希 

昔話朗読:森田美樹子

 

監督・プロデューサー:遠藤 協

監督: 大澤未来 

 

構成:北村皆雄・遠藤協

撮影: 明石太郎・戸谷健吾

ドローン撮影:古館裕三

撮影助手・スチル:井田裕基

照明:工藤和雄

録音・効果:齋藤恒夫

サウンドデザイン:森永泰弘

整音:飯森雅允

編集:田中藍子

制作デスク:山上亜紀・渡邉有子

題字デザイン:杉浦康平+新保韻香

宣伝美術:島田薫

エグゼクティブ・プロデューサー:三浦庸子・北村皆雄

製作:ヴィジュアルフォークロア

 

特別協力:黒森神社総代会、神田より子、岸昌一、櫛桁一則、金野侑、假屋雄一郎

機材協力:(株)小輝日文

助成:文化庁文化芸術振興費補助金 

支援:一般社団法人 全日本テレビ番組製作社連盟

​後援:岩手県

ご協賛について

映画『廻り神楽』は日本全国のべ300名あまりの方々のご協賛によって完成しました。多大なるご支援を誠にありがとうございました。ご協賛者の氏名は映画のエンドロールに記載しています(記載を希望されない方を除く)。

特別協賛者

宮本 瑞夫

間 健倫 

相川 弘隆(株式会社いまじん代表取締役)

おおうち消化器内科クリニック

盆会清光館(映画「究竟の地 岩崎鬼剣舞の一年」応援)

黒森神楽保存会一同

遠藤 周

遠藤 憲孝ファミリー

中嶋 克久(公認会計士)

東 由美子

三浦 田鶴

自主上映募集
Application for screening

自主上映募集

『廻り神楽』は、コミュニティの危機に際して、ふるさとの伝統文化が果たす役割の大切さを描いた作品です。全国のお祭りや郷土芸能に携わる方々、伝統文化を愛し守るたくさんの人たちにご覧いただきたいと思い「自主上映」の募集をします。上映会を通して、伝統文化を見直したり、それを守り伝えることの大切さについて語り合う機会が生まれればとても嬉しいです。ぜひ皆さんの想いを形にするための場づくりに「廻り神楽」の上映をご検討ください。

★まちづくり・まち育てのイベントで

★公民館や公共ホール等での催しに

★郷土芸能を守り伝える方々の集いに

★大学教育機関等のイベント・講義に

★東日本大震災のメモリアル行事にて

上映料・申し込み方法等については、下記「自主上映要項」をお読みいただき、申込書をダウンロードしてお申し込みください。全国での劇場公開が一段落する頃から受付を開始いたします。

​Contact

株式会社 ヴィジュアルフォークロア

TEL : 03-3352-2291

メッセージを送信しました

bottom of page